見えちゃうけど、好きでいて
「ごめんなさい!ごめんなさい!!」

季衣は、必死になって汚れを取ろうとした。

「慎平、帰るぞ」

正宗は季衣の手を払いのけ、部屋を出て行ってしまった。

「おい、正宗!ごめんね、ここは俺が払っておくから」

そう言って、慎平も部屋を出て行った。

残された二人は、大きくため息をついていた。

「最悪……ごめん……京香……」

「だからぁ~気にしなくていいって。ちょうどよかったんじゃない?」

京香は笑いながら、帰る仕度をした。
< 85 / 86 >

この作品をシェア

pagetop