~悪魔執事とお嬢様~



ヴィル爺まで相槌した!?

大体、血まみれのドレス来てる人間が
レディらしい顔しても一緒だろ!



「お嬢様、私もシリウス殿に同意見ですぞ。」



しつこい!ヴィル爺!



「……分かりました!
レディらしくすればいいんでしょう!?」



何がレディだ!



「あ!今さらですが、」



「お嬢様。お体、」



「無事ですか?」



本当に何を今さら訊くんだ
メイザース兄弟……

セーラよりも遅いじゃないか。



「はぁ…。遅い……ですよ言うのが。」



おっと危ない。

敬語を使わんとまた口が悪いと
言われかねん。



「確かに遅いわね。
で、実際はどうなの?体。血まみれだし。」



今度はおばさまが訊いてくる。


まあ、気になるだろうな。



「体は、まあ、無事です。
治るのに地獄の苦しみが続きましたが。」



といい、私はシリウスをキリッと睨んだ。


これは誰も気づかなかっただろう。



「で、シャロン……。
そちらの美しい紳士は?」



キティがそう言った。

私はクリスティアンのことを
そう呼んでいる、

(が、クリスティアンという名は本来キティと
呼ばない。幼い頃の私の呼び間違えだ。)

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