窓の外は晴れ




その日は久しぶりに仕事が早く終わったから私は事前の打ち合わせの為に六本木のDに向かった

サプライズ内容等を話し合った


「じゃあ13日、
よろしくお願いしますね!」


家に帰ると私は早速、昼間買った毛糸と本を取り出した





美「えーっとマフラーは……
あ、26ページか。なになに?…結構難しいかも」



私は見よう見まねで人生初手編みマフラーを編み出した

マフラー編みは気付けば深夜の3時まで続いていた




美「…やっばぁ。
もう寝ないと明日も朝早いのに…はぁ…」




集中していたせいか肩が凝った
私は溜め息を吐きながら首を回し携帯を手に取ると円衣裕太からLINEが来ていた

集中しすぎて着信音にさえ気付かなかった……




裕{お疲れ様!俺はまだ仕事だけど美織は?
13日、俺はなんとか0時前には
仕事終わらせれると思う(^^)
楽しみだな~
美織に祝ってもらえるとか!
幸せすぎる!』





下手っぴな編みかけのマフラーを手に取り、円衣裕太が巻いているところを想像した



美「もうちょっとだけ…
頑張ろっかな……。」




私は編みかけのマフラーをそっと抱き締めた



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