窓の外は晴れ





ーーー13日。




佐「美織、今日は前から20時には仕事終わらせてくれって言ってたけど、何か大事な用事でもあるの?」



美「ん?んー…まぁ、ね」



佐「なんだよ~ニヤニヤして。何があるんだよ、マネージャーにくらい教えてくれよ」



美「駄目なの!今日は完全オフなの。」



佐「はいはいわかりました!
じゃあ20時終わるようにギッシリ仕事入ってるから頑張って!」





今日は13日。円衣裕太の誕生日

この日の為に睡眠時間を削りに削ってなんとか間に合った手編みマフラー…

円衣裕太の為に気持ちを込めながら編んだマフラー…喜んでくれるかな



この日の仕事はなんだかいつもよりふわふわ浮いてて、地に足がついてない感じだった

久しぶりに円衣裕太に会える事もあってか完全に浮かれてる

佐々木の鬼のようなスケジュールをこなし、なんとか20時には帰宅する事が出来た




私は急いでお風呂に入り、化粧を直して今日の為に購入した白いワンピースを身に纏った

円衣裕太にあげるプレゼントを持ち、行きつけの美容院に行き髪のセットをしてもらった

普段あまりしないアップヘアー


円衣裕太よりも先にDに行き、プレゼントを預けると約束の時間に丁度良く全て終わった

円衣裕太に電話をかける





裕『もしもし?ごめんごめん!俺今終わったんだけど美織は?今どこにいるの?』



美「私も丁度今終わったところだよ。待ち合わせにする?それとも一緒に行く?お店はDを予約してあるけど」



裕『Dか、それなら俺は直ぐ行けるよ。
美織は準備とかいろいろあるだろ?女の子だし…
ゆっくりでいいし後から来なよ』



そう言うと思った……




美「わかった!じゃあ先に行って待っててね」


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