狼上司の不条理な求愛 -Get addicted to my love-
やっと唇が離されて。
ゆっくりと目を開くと、愛しげに私を見つめる彼がいる。

「嬉しいな」
「うんっ」

首元に思いきり抱きついた私を、彼はしっかりと抱き止めた。

彼が笑った。
私も笑った。

勢いとともに、1対に折り重なって倒れこむ。

「私も……嬉しい」

今こうしていられることが。

コタツとテレビの間の狭い空間で
うっすら瞳を閉じた彼に、今度は私から口付けた。


「なら…よかった…」


ああ、どうしよう。 
泣かないって決めてたのに
嬉しすぎて溜めてた涙が溢れてしまう。

そうだ、お互いが目を瞑ってる今
こっそり流しきってしまおう…

と思ったら。
なんだ、しっかりバレてたみたい。

細くて長い彼の指がそれをそっと掬っていった。

甘い疼きに溺れながら
互いにに求め合う口付けは

カーテンの開いた窓から西日が差し込んで
それがさらに
どっぷり暗くなってしまうまで。

飽きることなく続いた。





あの~、でも……

ちょっと一息しませんか?

そろそろ私、フヤケてしまいそうなんデスが。
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