狼上司の不条理な求愛 -Get addicted to my love-
次の瞬間にはもう___


唇と唇が重なり合っていた。


「ふ……」
口許が、微かに上向きに笑っている。

「2年ぶりか」
「……あ…の?」

言葉の度に唇が動き、柔らかく刺激した。
下唇を甘噛みされると、甘い痺れがすぐに全身に伝播する。


「もう待たなくても…いいんだな」
「ら…から…」

(お喋りしないで、擽ったい!)
アイコンタクトで伝えると、さも愉しげに目を細めた。

「そろそろ目、閉じようか」


唇をだんだんと強く圧しあてながら、あっさりと綴じ目を割り開く。

反射的にギュウッと目を閉じた。

「ん…ぁ…」
自在に角度を操りながら、浅く舌を絡めとる。

「これから…いつも一緒にいられるな」
(うん…)
私は首だけで返事する。

「好きな女(ヒト)とするキスは……ずっと……気持ちいいんだな」 

夢見心地にうっとりと囁く。

(うん…)

彼が触れている私の耳朶が熱い…
私が触れる彼の掌も熱い。

ボンヤリと惚(ほう)けた私の後頭が、さらにグッと圧迫された。

そして。

それは深く狂おしく、情熱的なキスに変わっていった……
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