狼上司の不条理な求愛 -Get addicted to my love-
考え事をしていた時だ。
「……かのさん、…赤野さん?」
「ウルサイな、ちょっと今大事なことを考えて…」
「赤野ぉっ‼」
「うわっ、はははいぃ!」
聞きなれた怒声に反射的にバッと立ち上がると、いつの間にやって来たのか
カチョーが冷ややかに私を見下ろしていた。
「何をボーっとしてるんだ。…これ、急ぎ。昼までな」
両肩をギューッと押して私を席に座らせると、ヒラリと書類を置いて去ってゆく。
うう…冷たい。
こんな時でも仕事なのね。
一線を越えた(ゴフッ)ばかりだっていうのに…今朝までの優しさは、一体どこに消えたんだろう。
理不尽を覚えながらも、ピラッとそれを摘まんで眺めた私は__
フリーズした。
え…?
無造作に手にした書類の表題に
『婚 姻 届』
とある。
私はもう一度それを確認すると、バッと課長席を見た。
大神カチョーは、ウン、と首を縦に振っただけで、すぐまたパソコン画面に顔を戻した。
左欄には左上がりのクセ字、自筆のカチョーのフルネームが。
いつの間に…用意してたんだろう。
「……かのさん、…赤野さん?」
「ウルサイな、ちょっと今大事なことを考えて…」
「赤野ぉっ‼」
「うわっ、はははいぃ!」
聞きなれた怒声に反射的にバッと立ち上がると、いつの間にやって来たのか
カチョーが冷ややかに私を見下ろしていた。
「何をボーっとしてるんだ。…これ、急ぎ。昼までな」
両肩をギューッと押して私を席に座らせると、ヒラリと書類を置いて去ってゆく。
うう…冷たい。
こんな時でも仕事なのね。
一線を越えた(ゴフッ)ばかりだっていうのに…今朝までの優しさは、一体どこに消えたんだろう。
理不尽を覚えながらも、ピラッとそれを摘まんで眺めた私は__
フリーズした。
え…?
無造作に手にした書類の表題に
『婚 姻 届』
とある。
私はもう一度それを確認すると、バッと課長席を見た。
大神カチョーは、ウン、と首を縦に振っただけで、すぐまたパソコン画面に顔を戻した。
左欄には左上がりのクセ字、自筆のカチョーのフルネームが。
いつの間に…用意してたんだろう。