Tower of Fantasy
ジェフェルスと別れた後、その場で朝食をとったリューロとサーラは、再びレクトを目指して歩き始めた。

道中モンスターや人に会うこともなく、正午を少し過ぎた頃、2人は無事レクトにたどり着いた。


「ここが、レクト…」


「大きな街…」


街の入り口のゲートには、【シルバンの首都・レクトへようこそ】と書かれていた。

そして、彼らの故郷にはなかった賑わいがあり、店も充実しているようだった。


「サーラ、まず冒険者ギルドに行ってみないか?」


「そうね、父さんも行きなさいって言ってたし」


冒険者ギルドはとても大きく、分かりやすい場所にあった。


「すごい、こんな大きな建物初めて見たわ」


「レクトで一番大きいんじゃねぇの?」


そして、彼らはギルドへ入っていった。
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