涙ーありがとうを君にー


「大丈夫…あの子はそんくらいでくたばったりしないよ?

この私の息子なのよ?

そのくらいでくたばるくらいなら、
親子の縁切ってやるしね」

その言葉を聞くと、
瑠璃は微笑を浮かべた。


やっと涙が止まり、
余裕を取り戻す。


「さて、
一緒に凜と優花のところに行こうか。

あっ、その前に瑞穂と湖咲を見物して行くか…」

希衣が悪戯な笑みを浮かべる。

「はい。是非っ」

瑠璃も笑みを浮かべる。


そして、
二人は瑞穂と湖咲を見物し、
凜と優花の元へ脚を運んだ。


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