アタシ…男子校に潜入しちゃいました!?〜キケンな男子に囲まれて〜






「これって…―――。」


「そうだ…お前への手紙だよ…―――。」



ぎゅ…。


その言葉を聞いた瞬間、自然と手紙を持つ手が強くなった…。



今度は離さないように…


何処へも行けないように…




何だか一人になりたくて、自分の部屋へと向かう…。



その途中…晃が言った。



「無理すんなよ…?過労で倒れたんだから…。」


「………。」



過労……?


もしさ…過労じゃなくて…
あのまま永遠に眠り続ける事が出来たら…―――。



楽だったのかな…?



流の元にいれたのかな…?



アタシは…



「過労で眠っていたんじゃなくて…永遠、目を開けなかったらよかったのかも知れないね…?」


「え…?」



後ろ髪を引くような声で聞く晃を少し無視して、自分の部屋へと入っていった…。






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