HANABI


「まぁ、いいが。」

「え?」

い、いいの??




「お前はホンマ困った奴じゃのぅ。」

ふっ、と笑った粟生がゆっくりあたしに歩み寄って来る。




そして、粟生の影とあたしの影が重なった瞬間


「キスは、これからここですればいいけぇ。」


触れた唇が離れて、視界いっぱいに粟生の笑顔が映った。




「あんなお子ちゃまキスじゃ、俺は満足しないけぇね。」

なんて憎まれ口が、すぐ目の前で聞こえる。




…え?

え??え????


ええええぇぇぇ!?!?


ちょっと待ったぁぁー!!!


な、何、何今の!!



へ??
どうゆう事!?







< 38 / 44 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop