お兄ちゃんと秘密のキス

「ひ、ひかる!」


遠くでゆめかが私を呼び止めたが、

私は無視した。


と、いうか、

かまっているほど、余裕がかったんだ。



私が玄関を出ると…



かなたの車が止まっていた。













私はさらに走った。





車の前には、人影がみえる。




かなただ。





「か、かなた!」





私は思わず叫んだ。


人影が私の方をみた。









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