恋する任務は美しい〜メガネ上司の狼さんと訳あり隠密行動〜
大上部長に対する恋しい気持ちを残したまま、朝を迎える。
このまま引きずったままで仕事をしてもさすがに気まずいかと大きな声で挨拶しようと、会社のドアを開けた瞬間だった。
「ひどいじゃない! 聡」
藍華さんの悲鳴に近い声が部屋に響き、一瞬で目が覚めた。
「途中でいなくなるなんて!」
立ち尽くしている大上部長に対して、藍華さんは顔を真っ赤にして怒りをぶつけている。
二人の現状を把握しつつ、自分の席へ静かに座る。
「……おはようございます」
「おはよう。さっきからこんな状況なのよ」
と、呆れた顔をしながらあおいさんは仕事をしていた。わたしも二人を横目でみつつ、仕事の準備をはじめた。
「楽しみにしていたのに。どうして聡はそういうときばっかり裏切るの! 昔だってそうだったじゃない。ずっとあたしは聡のこと」
「これ以上、面倒は見切れません。就業時間が過ぎてますから」
と、大上部長は茶色のメガネフレームを触りながら丁重に藍華さんを諭している。
「一緒に朝、迎えましたよね? 一緒のベッドで」
え、どういうこと、これは。手元のパソコンの数字入力をミスしてしまった。
朝を迎えるって、大上部長の昔の恋人だったのか、藍華さんは。
「あれは、君が勝手に。それに今ここでいうべき話ではない」
大上部長も負けじと強い口調で返した。藍華さんは頰をふくらませながらじっと大上部長をみている。
「付き合ってもいないし、君はまだ高校生だっただろう?」
「だからなに? 今は立派な大人よ。ずっと聡のこと、好きだったんだから!」
藍華さんの口から大上部長へ恋の告白か。
仕事中とはいえ、藍華さんらしい大胆なやり方だな、と聞き流そうとしても聞き流せない。
どう大上部長は藍華さんに対して切り返していくんだろう。
任務だから藍華さんと付き合うことにするっていう話になったらどうしよう。
このまま引きずったままで仕事をしてもさすがに気まずいかと大きな声で挨拶しようと、会社のドアを開けた瞬間だった。
「ひどいじゃない! 聡」
藍華さんの悲鳴に近い声が部屋に響き、一瞬で目が覚めた。
「途中でいなくなるなんて!」
立ち尽くしている大上部長に対して、藍華さんは顔を真っ赤にして怒りをぶつけている。
二人の現状を把握しつつ、自分の席へ静かに座る。
「……おはようございます」
「おはよう。さっきからこんな状況なのよ」
と、呆れた顔をしながらあおいさんは仕事をしていた。わたしも二人を横目でみつつ、仕事の準備をはじめた。
「楽しみにしていたのに。どうして聡はそういうときばっかり裏切るの! 昔だってそうだったじゃない。ずっとあたしは聡のこと」
「これ以上、面倒は見切れません。就業時間が過ぎてますから」
と、大上部長は茶色のメガネフレームを触りながら丁重に藍華さんを諭している。
「一緒に朝、迎えましたよね? 一緒のベッドで」
え、どういうこと、これは。手元のパソコンの数字入力をミスしてしまった。
朝を迎えるって、大上部長の昔の恋人だったのか、藍華さんは。
「あれは、君が勝手に。それに今ここでいうべき話ではない」
大上部長も負けじと強い口調で返した。藍華さんは頰をふくらませながらじっと大上部長をみている。
「付き合ってもいないし、君はまだ高校生だっただろう?」
「だからなに? 今は立派な大人よ。ずっと聡のこと、好きだったんだから!」
藍華さんの口から大上部長へ恋の告白か。
仕事中とはいえ、藍華さんらしい大胆なやり方だな、と聞き流そうとしても聞き流せない。
どう大上部長は藍華さんに対して切り返していくんだろう。
任務だから藍華さんと付き合うことにするっていう話になったらどうしよう。