恋する任務は美しい〜メガネ上司の狼さんと訳あり隠密行動〜
「また助けられたな、あおいに」
「これぐらいのことは当然ですわ。大上部長にはいろいろと感謝しておりますから」
あおいさんの情報網のすごさに完敗だ。
管理部特別課にはなくてはならない存在なんだなと改めて思った。
「あおいさん、本当にありがとうございます」
「萌香さんから素敵な言葉をもらえるだけで幸せよ。それよりも重要な任務のお時間ではなくて? 大上部長」
と、あおいさんは目配せを大上部長に送っている。
大上部長は真面目な顔をしているものの、口元が少し笑っていた。
「任務ってこれからですか? 新しい任務なんですか?」
「それではごめんあそばせ」
といってわたしや大上部長だけでなく、ロビーにいた係員や入口にいるボーイに愛想をふりまき、用意された車に乗って帰っていってしまった。
あっけにとられていたが、気がつけば大上部長と二人っきりになってしまった。
公の場所で大上部長と接する機会がなかったので今更ながら緊張するし、それよりも恥ずかしくなってまともに大上部長の顔をみられない。
「あの、部長」
「新しい任務はだな」
と、大上部長はおもむろにわたしを抱き寄せ、玄関近くに止まっていたハイヤーに声をかける。
「乗れ」
「えっ。あのこれから任務じゃ」
「まずはお前の部屋へ行く。話はそれからだ」
潮風を受けながら夜の喧騒を抜けて、わたしと大上部長を乗せたハイヤーはわたしの住むホテルへと進んでいった。
「これぐらいのことは当然ですわ。大上部長にはいろいろと感謝しておりますから」
あおいさんの情報網のすごさに完敗だ。
管理部特別課にはなくてはならない存在なんだなと改めて思った。
「あおいさん、本当にありがとうございます」
「萌香さんから素敵な言葉をもらえるだけで幸せよ。それよりも重要な任務のお時間ではなくて? 大上部長」
と、あおいさんは目配せを大上部長に送っている。
大上部長は真面目な顔をしているものの、口元が少し笑っていた。
「任務ってこれからですか? 新しい任務なんですか?」
「それではごめんあそばせ」
といってわたしや大上部長だけでなく、ロビーにいた係員や入口にいるボーイに愛想をふりまき、用意された車に乗って帰っていってしまった。
あっけにとられていたが、気がつけば大上部長と二人っきりになってしまった。
公の場所で大上部長と接する機会がなかったので今更ながら緊張するし、それよりも恥ずかしくなってまともに大上部長の顔をみられない。
「あの、部長」
「新しい任務はだな」
と、大上部長はおもむろにわたしを抱き寄せ、玄関近くに止まっていたハイヤーに声をかける。
「乗れ」
「えっ。あのこれから任務じゃ」
「まずはお前の部屋へ行く。話はそれからだ」
潮風を受けながら夜の喧騒を抜けて、わたしと大上部長を乗せたハイヤーはわたしの住むホテルへと進んでいった。