恋する任務は美しい〜メガネ上司の狼さんと訳あり隠密行動〜
部屋の明かりはテーブルにあるランプだけ灯す。
大きな窓の向こうには夜の闇に宝石の粒を散りばめたような光がみえて、透明なキャンバスに描かれた絵画のようだ。
いつもと変わり映えのない部屋に大上部長がいるだけで引っ越したときのような新鮮な気持ちに戻る。
シンと静まったこの部屋。
窓際に立ち夜景をみていると、大上部長が迫ってきた。
会社とは違ってピリピリした空気を発していない。
以前の二人っきりになったときよりも幾分大人の男のツヤめいた空気が強い。
「ずいぶんと邪魔が入ったな。この間の続きをするか」
後ろからぎゅっと抱きしめられた。
大上部長のやわらかな声が頭上から降ってくる。
「これが特別任務ってことですか。言わせてもらいますけど、早乙女さんのこと、本当は好きだったんじゃないですか?」
「好き? あいつは誰にでも惚れるタチだ。まあ、惚れられるってことは魅力があることかな」
「大上部長、自分でそういって」
「言って欲しいひとが目の前にいるのにな」
「えっ」
驚いてしまった拍子にくるりと大上部長へ体を向けられる。
「ずっと言えなかったな。お預け食らわせて申し訳ない」
「わたしのほうこそ、ちゃんと言えなくて」
「わかった。言えなかった分、今夜はとことん告白するから」
そういうと大上部長はわたしの頭を軽く撫でてくれた。
「告白の前に俺の机片付けたろ」
「……はい」
「そうやって黙って勝手に想像して」
「ごめんなさい、でも」
「勝手に想像したお仕置きだ」
と、わたしの唇にやさしいキスをくれた。
こんなに愛しいキスは初めてで、思わず大上部長をぎゅっと抱きしめてしまった。
「好きだ、萌香。すべて」
「最初は好きじゃなかったけど、今は大好きです」
「相変わらず素直じゃねえな」
と、大上部長と顔を見合わせて笑いあった。
大きな窓の向こうには夜の闇に宝石の粒を散りばめたような光がみえて、透明なキャンバスに描かれた絵画のようだ。
いつもと変わり映えのない部屋に大上部長がいるだけで引っ越したときのような新鮮な気持ちに戻る。
シンと静まったこの部屋。
窓際に立ち夜景をみていると、大上部長が迫ってきた。
会社とは違ってピリピリした空気を発していない。
以前の二人っきりになったときよりも幾分大人の男のツヤめいた空気が強い。
「ずいぶんと邪魔が入ったな。この間の続きをするか」
後ろからぎゅっと抱きしめられた。
大上部長のやわらかな声が頭上から降ってくる。
「これが特別任務ってことですか。言わせてもらいますけど、早乙女さんのこと、本当は好きだったんじゃないですか?」
「好き? あいつは誰にでも惚れるタチだ。まあ、惚れられるってことは魅力があることかな」
「大上部長、自分でそういって」
「言って欲しいひとが目の前にいるのにな」
「えっ」
驚いてしまった拍子にくるりと大上部長へ体を向けられる。
「ずっと言えなかったな。お預け食らわせて申し訳ない」
「わたしのほうこそ、ちゃんと言えなくて」
「わかった。言えなかった分、今夜はとことん告白するから」
そういうと大上部長はわたしの頭を軽く撫でてくれた。
「告白の前に俺の机片付けたろ」
「……はい」
「そうやって黙って勝手に想像して」
「ごめんなさい、でも」
「勝手に想像したお仕置きだ」
と、わたしの唇にやさしいキスをくれた。
こんなに愛しいキスは初めてで、思わず大上部長をぎゅっと抱きしめてしまった。
「好きだ、萌香。すべて」
「最初は好きじゃなかったけど、今は大好きです」
「相変わらず素直じゃねえな」
と、大上部長と顔を見合わせて笑いあった。