恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~

一通り片付いた頃に、美沙ちゃんがご出勤。

「和泉さん、早いですね」とちらっとこっちを見て、一言だけ。

美沙ちゃんは入社2年目。

勤続8年を超える私からすると、口ばしの黄色いひよっこなんだけど。

態度は管理職みたいだ。

私が新人だった時には、先輩に手伝いましょうか?ぐらい言ったのになあ。

まあ、入って間もないから、人のこと気にかけてる余裕なんてないか。

「おはようございます」

わらわらと、課の人たちが出勤して来て、今日も一日が始まった。

カタカタと電卓を打つ音、パソコンのキーを叩く音。

その中で仕事をしていると、落ち着いてくる。

私は、営業みたいに出歩いて人に会うより、こうして黙々と作業に没頭する方が好きだった。

ん?

これ、何?

4万3千……
< 13 / 267 >

この作品をシェア

pagetop