恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~
業務に集中し、これからスピードを上げて行こうという時、出張旅費のところの見覚えのある数字に目に入った。
「あちゃー」こう来たか。
私は、美沙ちゃんが受け付けて処理した分をチェックしていたところだった。
却下したはずの経費が上がってる。
営業から、何も言ってこなくなったと思ったら、美沙ちゃんを崩しに来たのか。
私は、すぐに立ち上がって彼女に声をかける。
「美沙ちゃん、これ、ちょっと教えてくれるかな?」
美沙ちゃんは、私の声なんか聞こえないほど集中して、パソコンに張り付いてる。
「えっと、今、立て込んでるので後にしてもらえますか?」少し間が開いて、彼女が答える。
私の前に座ってる美沙ちゃんは、顔をパソコンに向けたままだ。
そうもいかないんだよねえ。これは。
「大変なのはわかってるよ。でも、少しだけだから、いいかな?」
渋々やって来た彼女に、どうしてこうなったのか、説明してもらうように頼む。