恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~
にこやかに対応されるから、
歓迎されているのかと一瞬、思い違いをしそうになった。
「こちらへどうぞ」
真梨香さんに丁寧に案内され、
いい気持ちで、打ち合わせスペースに案内された。
「えっと……」仕事のことかしらと、最初は軽く流そうと思ったのに。
ドアを閉めた途端に、彼女の人格が変わる。
ダン!!と机を叩いたと思ったら、きれいな顔を近づけてきた。
「ねえ、彼、本気なの?」
といきなり直球で来た。
私は、圧倒されないように一呼吸おいた。
凄まれても、女性相手なら大丈夫だ。
「葛城さんから、なにか聞いたんですか?」
「あんたも、聞いてるならどうして止めないのよ。それでも彼女なの?」
真梨香さんは、きれいな顔を台無しにするくらい鼻息を荒くしてまくしたててる。
そのくせ、私の質問は、まるで無視した。
今日もきれいに髪をセットして、高そうなスーツを着ている。
ふわっとした髪が、揺れる度にいい匂いがする。