恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~
「本当に思ってること言って欲しい?」
私は頷いた。
「正直に言うとね。君にキスしたい。
いつでも。どこででも。
キスしたいなと思う時に、君にキスがしたい。
ダメかな?」
へっ?
どうして今度は、いきなりキスしたいなんて言うんですか?
私、からかわれてるのかな。
黙ってたのは、怒てたんじゃないんですか?
葛城さんが何したいのか、分からない。
葛城さんは、強張った顔の私に、向かって言う。
「恋人だろう?君が欲しいよ。
俺は、君の体のどこにキスしても構わない。だろう?」
だろう?ですか?
彼は、指を絡めてぎゅっと握る。
「俺、こんなにはっきり言ってるのに。これでもまだ、足りないの?」
そういって、彼は、手の甲をパクンとかじった。
手の甲にザラっとした感覚がした。
「あ、あの……」
「君って、相当手強いんだね。これも、何も感じない?」
「か、感じてます!くすぐったいですから。やめて下さい」
「くすぐったいか!!わかった。もうしないから。食事しようか」
「はい」
お、怒ってたんじゃないんですか?
でも、葛城さんの温かい手。なんでも溶かしてしまうような微笑み。
引きつった顔もほぐれていく。
そんなに、うっとりした目で見つめないでください。
手に唇でそっと触れながら、そんなふうに言わないでください。