ALONE
何が起こったのか?






見ることすら叶わなかった…






まさかの第2撃。





いや1撃目のカカトはただの囮だったのだろう。





俺が1撃目をよけることを想定した上での2撃目。






それに気付いたのは倒れてから。





左の肩あたりが焼けるように熱い。





シュウジはカカトを振り下ろす前





自分の頭上で右手と左手を絡めるように重ねて大きな拳を作り





カカトが地面に着いたコンマ何秒後にそれを更に高い位置から俺の左肩に落とした。








俺の拳は届かない。








それが絶対的な実力の差。






完全なる敗北だった。








決着が着いたのは誰の目にも明らかだったろう。
















しかし








それでも俺は…







立ち上がった。
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