ロストマーブルズ

 すでに一仕事終えたように、疲労感が募るジョーイは、授業に身が入らない。

 頭の中で、これまでの経緯が、ビー玉の転がりと一緒に順を追って思い出されてくる。

 まだジョーイはその転がるビー玉の途中にいた。

 ゴールがあるのかそれも定かではない。

 そこには収拾のつかない問題が、待ち構えているのかもしれない。

 しかし、恐れている暇はなかった。

 自ら加速をつけるようにジョーイは突き進んでいく。

 昼休み、キノを求めて、一年生の校舎に足を向けた。

 ある程度の事実を知ったことを伝えたい。

 そして、自分達の関係も揺るぎない事を知らせたい。

 何度でも、キノに好きだという言葉を言いたかった。
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