秘書室室長がグイグイ迫ってきます!

「高畑が社長に同行しましたので、本日は私が業務につきます。よろしくお願いします」

「うん、よろしく。高畑さんからたまに離れないと、息がつまる」

「あはは……」


聡さんは私の緊張をほぐそうとしてくれているのだろう。
たしかにずっと一緒は疲れそうだけど、高畑さんの仕事には隙がなく、聡さんは全面的に信頼している。


「本日はヨクイ堂の社長が十三時にいらっしゃいます」

「うん。あれ、用意してくれた?」

「はい。でも、本当によろしいのですか?」


聡さんの指示で、彼が勤めていたプレッスル食品のバームクーヘンを用意した。
といっても、スーパーに並ぶような商品で、大切なお客様にお出しするのは……と戸惑いを覚えている。
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