秘書室室長がグイグイ迫ってきます!
『サイボーグ』って……。
でもその通りかも。
高畑さんはどんなときもあまり表情を崩さない。
でも、高畑さんのように完璧な秘書になりたいと、私は日々思っていた。
そしてサイボーグが帰ってきた。
「おかえりなさいませ」
社長に頭を下げると、高畑さんが社長のコートをさっと受け取る。
「広瀬、社長に熱い日本茶を」
「かしこまりました」
空は暗く、一旦はやんだ雪が今にも降り出しそうなほど寒い。
社長室に日本茶を淹れ持っていくと、高畑さんがこれからのスケジュールを確認していた。
「少しタイトですね。こちらの面会を、聡さんにお任せしてはいかがでしょう」
「しかし、聡には荷が重くないか?」
「問題ありません。聡さんは、十分すぎるほど立派に対応されていらっしゃいます」