秘書室室長がグイグイ迫ってきます!

「仕方ない。準備しろ」

「……はい」


仕事じゃないのに、背筋が伸びる。

フラフラしながらクローゼットから着替えを出すと「そこに入ってるのか」と覗かれて、激しく動揺してしまう。


「み、見ないでください!」


慌ててパジャマに下着をくるむと、再び抱き上げられてしまった。


「熱が上がるかもしれないな。でも、冷えすぎてるから、とりあえず温まれ」


もう足の先の感覚はない。
冷えすぎてて、痺れてしまっている。

そのまま脱衣所まで私を連れていった彼は、ゆっくり下ろしてくれた。


「脱がせてやろうか?」

「結構です!」


たしかにフラフラだけど、そんなこと絶対にさせられない。

なにを言ってるの?と驚き、彼を見つめると、「目が潤んでる」と言われて慌てて顔をそむけた。
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