秘書室室長がグイグイ迫ってきます!

「それじゃあ、一緒に寝ればいい」

「え……」


彼の発言に眠気が一気に吹き飛んだ。

固まる私とは対照的に、彼は当然といった様子で、私の横に体を滑り込ませてくる。
とはいえ、ベッドはシングルサイズ。
どう考えても狭い。


「いや、でも……あのっ……」

「十五分で起こさなかったのはお前だ。今更帰る気にはなれない」


枕元に置いておいたスマホで時間を確認すると、午前二時。

そうだけど!


「でも、高畑さん!」

「なんだお前、なんか期待してるのか?」

「き、期待?」

「俺に抱かれたいならそう言え」


言わないわよ!
いや、そもそも、そんなこと考えてない。


「もう、からかわないでください」


顔が真っ赤に染まっているのが自分でもわかる。
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