秘書室室長がグイグイ迫ってきます!
「あの……」
「とにかく食うぞ。お前、腹減ってるだろ?」
たしかにさっきまでは空腹を覚えていた。
でも、今はそれどころではない。
高畑さんにサンドウィッチを持たされたものの、呆然としていると「世話が焼ける」と包装を開けてくれる。
「いつも一生懸命だからだ」
「えっ?」
「いつも、自分のできる限りの努力をするお前に、惹かれた」
彼はそう言うと、少し恥ずかしげにタマゴサンドを口に入れた。
「でも私……全然役に立てなくて」
「そう思ってるのはお前だけだ。昨日は聡さんですら、広瀬はいつ復帰するんだと言っていた。俺も相当困ったしな」
本当に?
「失敗ばかりして、かなり足も引っ張るが……」
「すみません」
思わず謝ると、彼は「フッ」と笑う。