《短編》時計仕掛けのカトレイヤ
カイが悲しい顔をしているのが、チクチクする。
私が人形だっていう事実も、チクチクするんだ、胸が。
「時計仕掛けということは、カトレイヤ、君に残された時間は、どれほどかね」
「残された時間ってなんだよ、じいさん」
「賢者の石を持ってして、どこまで生きられるのかと聞いているんだよ、ワシは」
賢者の石を持ってしても、私の命は……。
「午前0時……」
「なっ、嘘、だろ……」
ガタンッと、立ち上がったカイが私の肩を掴んだ。
そして、今にも泣き出しそうな顔をする。