空から君へ愛の手紙を。

その日に起きたことも、覚えてるものが沢山。

なのに、俊は気づかなかった。

俊以外フォローしてないのは、見られたらすぐに気づかれると思ったからか?

きっと、俊のことをフォローしたのだって、賭けだったはず。

「それと…これも。」

俊は、携帯と…

「箱?」

「うん。空の…宝箱。」

ああ、空の宝箱…

確か前に言ってたっけ。

大切な物を宝箱に閉まっているって。

これが、その…宝箱…

「この中に…手紙が入ってる。」

「てが…み…」
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