続、まだ恋は始まらない
「はい。お陰さまで、助かりました。それで、誰が整理してくれたんですか?」

「え、あぁ彼女だよ藤沢さん」

吉田課長が見た方向を見ると、周りが注目する程、キーを叩く速度が速い女が居た。

髪を一つに纏め、前髪を目が隠れる程伸ばしてメガネを掛けているから、あの時の女かどうか判別できない。

ただ、タイピングスピードは見惚れる程速い事だけは分かった。

資料室の女かと聞かれたらNoと答えるだろうな。

でも、他に彼女に繋がる手がかりも無い、だから今日帰りに1度話してみようと思った。

声を聞けば分かだろう。

やっとスッキリ出来ると思うと、やる気が出てきた。

さっさと仕事を終わらせるか。
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