ダメオトコに恋して、バカ男に恋されて。
「……。瑠依くんに?」

「うん。」

「頑張るの嫌いな瑠依くんに?」

「うん。」

「なんで?瑠依くん、めんどくさいのは嫌でしょ。」

「そーだね。」

「なら、頑張らなくても、
とりあえず出とけば、赤点にはならないよ?」

「うん。でも、俺言ったでしょ?」

「……。」


「だから、頑張れって言って?」

「俺、凪に言われたい。」

「凪に笑って欲しい。」

「凪……「よー。今度はここで、リア充する気かよ。」


「辰巳。」

「おまえ、さすがにないわ。普通にしてろっていったろ。」

「怒んないで(笑)」

「真面目に、俺凪もらうよ。」

「凪は、物じゃはいからね。」

「おまえなー。ここにきて、そーいう、主人公セリフとか更にないわ。」

「あはは。んじゃ、普通にいうよ。凪はあげない。」

「うわ。マジで、ウザイわ、ここでそれかよ。」

「ごめんねー。辰巳にも、誰にも凪はあげない。俺の横だよ。」

「そーやって、また繰り返すのかよ。」

「なにを?」

「凪の事考えろって、いったろ?俺。いつまでも、ふわふわとさ。付き合うつもりもないんだから、可愛いってだけで、振り回すなよ。」


「辰巳は、本当にかっこいいな(笑)」

「知ってるって言ったろ?だから、もー黙ってろって。」

「まぁこれ以上、辰巳に言うつもりはないけど、凪……?」

えーっと……。
呼ばれてるんだろうけど、

あの、なんか、

ごめん、
いきなり漫画でしか見たことない光景に、

頭かついていけません。
< 131 / 141 >

この作品をシェア

pagetop