専務に仕事をさせるには

このマンションを見に来ているだけでそれなりの生活レベルの人なのにペントハウスを即金でって凄い人なんじゃん

一緒にセレブ気分を味わいましょうなんて…

本当のセレブになんて失礼な事言っちゃったんだろう…

申し訳なく思っていると七瀬さんは小沢営業マンに厳しい言葉を放した。

「だが、君とは契約出来ない! お客の気持ちを考えず、何を求めているか聞こうともしないで、一方的に話を進めていく様な君とは!」


営業マンは即金でと言う七瀬さんの話を聞いて顔色を変え微笑んで居た。

しかし、自分と契約をしないと言われ再び慌てる小沢営業マン。

どうにかして契約を自分の物にしようと頭を下げるが、とき既に遅しのようだ。


「光永社長から君は何を教わってるんだね? 社長は今でも社員教育には力を入れてると聞いているが? 私は彼を見習わなくてはといつも思っているがね!」


「七瀬様… うちの社長をご存知で?…」


小沢営業マンはお客様が社長の知り合いと聞き青ざめている。

そりゃーそうだ
驚くよね? 青褪めるよ?

人を小馬鹿にしていた罰だ! ざぁまーみろ!


「ああよく知ってる。それに先代の社長である会長には若い頃随分お世話になった。今も好意にさせてもらってる」


小沢営業マンからはヒェッと聞こえてきそうな顔をしている。


社長や会長と好意にされてるとは小沢さんあんた相当やばいんじゃないの?


その後、神は馬鹿営業マンを奈落の底へ突き落とす事となる。


「やはり、BARITON ホテルの七瀬会長でしたか? 祖父や父がお世話になっております」


七瀬さんが BARITON ホテルの会長!?

マジで?

BARITON ホテルは全国の主要駅の近くには必ずあると言われるビジネスホテル。

リゾートホテルなみの豪華さなのに低価格でサービスはとても良いと評判でここ数年急激に伸びて来ている。

海外進出も考えていると経済誌で読んだ覚えがある。

あれ? 鈴石さん、今、祖父や父がって言ったよね?

知合いなの?


そして、
君は?という七星さんに鈴石さんは自己紹介をした。







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