専務に仕事をさせるには

「リンリンは俺のものだからな!? 誰にも渡さない!」


自分は他の女(ひと)と結婚するくせに私の事は離さないと言う。

なんて勝手な男(ひと)なんだ…

私はどうすれば良いの?

私は不倫なんて出来ない。

でも… 出来る事ならあなたの側に居たい…

悲しい… 切ない… 

私の気持ちなどこの人は一生分からないだろう…

ううん… 分からなくて良い…

分かったところでどうにかなる訳でもない。


「あの人は光永不動産の方です。 専務がマンションを探してくれと言ったんですよ? だから内覧に行っていたら、雨が酷くなったので送って下さっただけです。 それより早く着替えて下さい」


「ああ、少し冷えてきたな? リンリン、一緒にベットに入って暖まろう?」と、言って私に手を差し伸べる。


私は専務の狩りをする目に気がつき今日は無理だと言うと専務は「なぜ?」と言って表情が変わり、機嫌が悪くなったのが分かる。


ここを何処だと思ってるの!? 会社だよ!?

もう少し弁えて欲しい。


「やっぱりあいつ?」


「もうっ! なに訳の分からない事言ってるんですか? 今、あの日なんです!」


「あの日? ああ、生理か? 別に俺は構わないよ?」


「私が困ります! 汚れますから…」


「じゃ、場所変えるか?」
と、真面目に聞いてくる専務。


馬鹿!? どんだけよ!?





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