専務に仕事をさせるには

再びダイニングに行くと専務から箸を奪い取り行きますよ!と専務の腕を掴む。

俺は行かないと子供のように駄々をこねる専務。


「専務!? いい加減にして下さい! 専務は会社を継ぐと覚悟を決めたんですよね? なら、ご自分の立場を分かっていらっしゃる筈! 今までのあなたを周りは良く思っていないことも!? 今は、社内外に今までの貴方に対する噂は間違いだと知らせ少しでも見方を増やしておかないと副社長に負けてしまいます!」


「リンリン、なぜ…」


急いでくださいと言う私と専務は母にご馳走様でしたと言って一緒に玄関を出た。

玄関を出るとちょうど呼んでいたタクシーが到着しそれに乗り込み私達は駅へと向かった。


「いつから知っていた?」


「私が専務のプライベートで寝てしまった時、室長と話しているのを聞いてしまったんです」


「そうか、聴いていたか」


「立ち聞きするような真似をしてすいませんでした」


専務は謝る必要はないさと言い、それより、と、昨日の事へと話を移した。





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