専務に仕事をさせるには
副社長がララ・モーレにヘッドハンティングされて転職する…うちの会社が終わりって…やっぱり副社長は会社を潰す気なんだ。
「まあ、詳しい事は話せないけど、君も就職して直ぐに会社が倒産って嫌だろ?だから麗美堂はやめた方が良い。もし、良ければララ・モーレの方を紹介してあげるよ?これからの女性下着はララ・モーレだからね!いや女性下着だけじゃなくて、ララ・モーレはこれから下着だけでは無く、あらゆる分野にも参入いて行く」
あらゆる分野?
「あらゆる分野って?なんですか?」
もっと話が聞きたいなら、今度店の外で合わないか、と副社長に言われた。
私は話が聞きたくて、店の外で会うことを承諾した。
でも、いくら私が大ママの姪で短期のヘルプとしても、ひとのお客と勝手に外で会うわけにはいかない。
もし、勝手に会ってミカさんのお客を取ったと揉める様な事が合っては大ママに迷惑が掛かる。
ここはミカさんにちゃんと承諾を取っとかないとまずい。
席に戻って来たミカさんに今野さんと外で会う事になったと伝えた。
「えっーどういう事!?」
やっぱり、自分のお客を取られると思うよね…
「警戒心の強い今野さんが、初日で美美ちゃんを誘うなんてビックリ!」
えっそっち?私が誘ったとは思わないの?
確かに私は誘っては無いけど…
とにかく、ミカさんのお客を取ったりしない事だけは伝えておかなきゃね!
「就職の相談に載ってもらうだけで…ミカさんの今野さんを取ったりしませんから…」
「大丈夫よ!美美ちゃんの事は信用してる。でも、今野さんの売上は私のだからね?」
「ええ、勿論」
良かった。