専務に仕事をさせるには

席は4人席で、鈴々の両親は向かい合わせに座り、鈴々は美子さんの隣に座っている。

自動的に俺は父親の隣。

いきなり殴られたりしないよな?

「始めまして、」

自己紹介しようと思ったら、鈴々の父親が立ち上がり腕を伸ばして来た。俺は思わず身構えてしまった。

「まぁまぁ、要君硬い挨拶はやめよう?」

「へぇっ?」

俺の肩を叩いて早く座れと言う。

俺は驚いて変な声が出てしまった。

「ビールで良いかな?」

そしてグラスを渡され、ビールを注がれる。

なんか少子狂う。

「君は良いよなぁ、美子さんの朝食いつも食べれてさ」

鈴々をほぼ毎日抱いた後、必ず夜家に送りどける。

鈴々が結婚する迄、お母さんに寂しい思いをさせたくないと言うのと、着替えを運ぶのが面倒だからだと、鈴々が言うからだ。

そして朝、迎えに行って美子さんの朝食をご馳走になり、一緒に出勤する。

「え?あっはぁ…」

「僕なんてね?もう何年も家に入れて貰えないんだよ?美子さんの温かい味噌汁、飲みたいよ」

「何言ってるの!?自業自得でしょう!?」

厳しい言葉を向ける美子さん。

「要君、たった一度、1度だけ酔っ払って、僕、オイタしちゃった訳、でもね?美子さん絶対に許さないって怒ってるんだよ」

「当たり前でしょ!私より胸の大きい女とエッチするんだもん!」

えっーそこ??

「だから、彼女はそんなに大きくなかったって!美子さんの方が大きいし、良い形してるよ?要君もそう思うでしょ?」

えっ!?俺にそれ聞きますか!?

「いやー僕に聞かれましても…美子さんの胸を直接見た事ありませんし…」

おい!これはどういう会なんだ?

リンリンに視線を向けると、「ごめんね?こんな親で」と言い楽しそうに飲んでいる。

俺はいつ『鈴々さんを下さい!』と言うんだ?言わせてくれるのか?

えーい!この際とっとと、言ってしまえ!

「お父さん鈴々さんを僕に下さい!必ず幸せにしますから」

「うん、良いよ!僕もヨロシクね?」

取り敢えず、父親の許可は貰った。

って言うか何だこれは俺の緊張を返せー!!





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