専務に仕事をさせるには
目を覚ましたのは5時だった。
少し早いけど家に帰って着替えて来なくてはいけない。
この時間ならシャワー浴びて食事しても充分間に間に合う。
専務を起こさないようにそっとベットを出ようとしたが専務に腕を掴まれた。
「ごめんなさい。 起こしました?」
「どこへ行く?」
「一度着替えに家に帰ります。 流石に今日は着替えないと」
「着替えならある」と再び抱き寄せられる。
「待って下さい! 今日から私、専務の秘書なんですよ? 秘書とこんな事してるとまずいでしょ?」
「君は口の硬い秘書だろ? 俺と寝た事も社長や他の誰にも言ってないし、責任取れとも言わない。 君なら仕事とブライベートはきちんと分けれるだろ?」
それはいつでも抱ける都合のいい女になれと?
「確かに誰にも言っていません。 でもそれは専務とそういう関係になる為ではなく自分を守る為です」
「どちらにしても俺達いい関係になると思うけど?」
「私は秘書以上の関係にはなりませんから離してくれますか?」
「残念」といって専務は手を離してくれた。
ええ私も残念です。
イケメンとお付き合い出来るのは嬉しい。
ベットの中のあなたもとても良かったから。
だからといって都合のいい女にはなりたくない。
でもあなたにそれ以上のものを求める事は出来ない。
立場の違いは分かっているから。
それに社長には専務の教育係という命を受けている。
だから秘書として教育係としての立場を守らなくてはいけない。
私は服を着て
「では会社でお待ちしております」と言って部屋を出た。