専務に仕事をさせるには
母から何度かLINEが入っていたが【無事!】と一度返したきりだった。
だから家に帰ると2日間も何処に居たの?と言う母の質問の嵐に洋子の所と適当に答えてシャワーを浴び支度をする。
「あら? そんな地味な格好してどうしたの?」
「うーんやっぱり地味かな?」
私は紺のノーマルスーツを着ていた。
「今日から専務の秘書なの」
「あら? 下着モデルから随分出世したわね? やっばり資格を持っていて良かったでしょ?」
それが資格のお陰じゃないんだよね…
本当の事を言うと心配するから言わないけどさ!
「まーね…」
母はちょっと待ってなさいと言って自分の部屋に入ったと思っら直ぐに出て来てスカーフを私の襟元へ入れシルバーのオープンハートのネックレスを付けてくれた。
「あまり高価な物を見え見えに付けていると秘書としての品格が疑われるわ、これくらいのお洒落なら大丈夫よ!」
「お母さん有難う」
「ほら早く食事をして行かないと! 秘書は早く出社して部屋の掃除とかしておくものよ!」
「そうなの?」
母に言われて朝食もそこそこに出掛ける。
出かけに母に新聞や雑誌を買って行くのよ! と、教えてもらった。
だから駅の売店やコンビニで経済新聞からスポーツ新聞、そして雑誌を一通り買い7時30分に出社した。