専務に仕事をさせるには

私は秘書室長に戻り鶴見さんから会食場所のメモを貰う。


  心得3 伝言は必ず手書きのメモにして貰う。


これはミスがあった時どちらのミスか分かるようにだそうだ。

誰も信用するなっていったり、伝言メモは手書きって、勿論メモなんて手書きでする事が多いだろうけど、それがミスがあった時の証拠にする為って…

なんだか怖い世界。

まぁとにかく船は港を出たんだから、やるっきゃないでしょ!

まずは専務に電話をして、と、


「……出ない…」


寝てるの?

それとも何処かに出かけた?

まさか女友達と!?

まずい! これは本当にまずい!


「鶴見室長! 私、専務を迎えに行ってきます!」


私は慌てて秘書室を飛び出す!

タクシーを拾いホテルへ向かう中、何度も専務に電話をする。


もう! なんで出ないのよ!

今はホテルの部屋に居る事を願うだけだ。


ホテルへ着くとフロントへ行き、一度部屋へ電話をしてもらうがやはり応答は無い。

車は昨日会社に置いてきてる。

もし出かけるならフロント前を通るはず。

ホテルの人によると出かけるところは見ていないと言う。

まさか…





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