専務に仕事をさせるには
私は専務の方へ向き直り小さな溜息をついて苦笑すると専務は啄むキスをする。
そして専務の舌が口内に入ると歯列をなぞり私の物と絡める。
暫くして唇が離れる。
「それから」
「まだあるのか?」
専務は眉間に皺を寄せる。
「12時に社長と会食の予定が入っています。 会長もご一緒だそうです」
「断る!」
「ダメです! 社長に必ず連れて来るように言われましたから」
「君は誰の秘書?」
「専務の秘書です。 でもその前に麗美堂の社員です」
「ホントに君は愛社心の強い人だよ」
「ええ、自分でも思います」
だって社長との約束を果たす為にあなたのセフレになるんですもの…
あなたが社長の後継者となり生涯のパートナーを見つける様に教育するなんて愛社心の何ものでもないわ!
「12時ならまだ時間は有るな?」
「キャッ!」
急に専務は私を抱き抱えてしまった。
「何してるんですか!? 下ろしてください!!」
「王子様がお姫様を夢の世界へとお連れします」
また訳の分からない事言って!?
この人は何を考えているのかしら?
「冗談は辞めて降ろして下さい!」
「さっき俺の女になるって言ったろ? それに君は俺を会食に連れて行きたいんだろ?」
「ええ、会食に行って頂かないと困ります」
「じゃ今から抱かせろ? 抱かせたら会食に行ってやる。 どうする? 俺を連れて行かないと君は困るんだろ?」
専務はニヤっと笑う。