専務に仕事をさせるには

ホテルからタクシーに乗りギリギリにはなったがなんとか間に合った。

料亭に到着するとちょうど社長も到着したところだった。


「やっぱり要、来たわね?」


「やっぱりってなんだよ!? 来いって言ったのはそっちだろ?」


「でも、今までのあなたなら来なかったでしょ? 私が何度誘っても一度も来なかったじゃない? 流石瀬戸さん、私が思ったとおりね?」


「なにがだよ?」と聞く専務に

社長は別に、と、言ってクスクスと笑う。


「社長、後ほどお迎えに参ります」


「専務、私も社の方へ戻っております」


鶴見室長が社長に迎えの事を告げたので私も同様に専務に伝えると社長は私にあなたは残りなさいと言う。


えー? 

私、何も食べずに専務達が出て来るの待ってるの?

嘘でしょ!?

専務にあれだけ抱かれたからお腹ペコペコなんだけど…


すると社長にまだ会長には会った事無いでしょ?と言われた。


確かに社内報で写真を見て顔は知っているが会った事は無い。


「はい…」


「紹介するから一緒に居らっしゃい」と言われて専務の後からついて行く。


料亭に入ると和服姿の仲居さんに案内され、渡り廊下を進み離れの座敷に案内される。

部屋の中からはちょっと危ない様な楽しそうな笑い声が聞こえる。


えっ!? 中で何を… 

ちょっと、今入るのはまずくありませんか!?


私は部屋の中から漏れてくる声に社長達を見て固唾を飲む。





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