専務に仕事をさせるには

専務室へ入ると専務は私が昨日買って来た雑誌を見て居た。


「あれ? この女(こ)脱いじゃったのか?」


朝から専務は何を見ているの…

全く…


「このカップいくつだろ? でもこの形俺は好きじゃないな… どっちかって言うとこっちの女(こ)の方が好きだな」


あーそうですか?

取り敢えず女性の体には興味がお有りなんですね?

良うございました。

まぁ私を抱いたんだから女性は多少なり興味はあるだろうけど、

ても、それはやっぱり両刀と言う事でしょうか?…

それにしても朝からイヤらしい発言は控えて欲しい。


「ねぇ? リンリンどう思う?」


私に女性の体のこと言われて『本当ですね、良い体してますね』とか『私はこっちの女(こ)の胸が好きです』なんて言うわけ無いでしょ!?


「専務、今日のご予定は?」


私はまだ専務にどんな仕事をさせればいいのか聞いていない。

鶴見室長も『取り敢えず出勤させて下さい』と言うだけだった。

専務は高校を卒業するとアメリカへ留学、そしてハーバードを卒業後大手企業に就職。

2年前に日本へ戻って来たが今もその企業に在籍となっている。

本当に専務はこの会社を継ぐ気は無いのだろうか?…

そんな専務を私が教育して会社を継ぐ気にさせる事なんて出来るのだろうか…


「うーん… 無い!」


専務はそう言って見ていた雑誌を開いた状態で机に置いた。


あれ? それって…


ライバル会社の新商品を最近人気の女優が紹介してるページだった。

この会社は数年前からうちの商品に似た商品を作っていて2課の間でも噂になっていた。

情報が漏れているのではと…





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