専務に仕事をさせるには

俺は勉強は出来たが人付き合いが下手と言うか皆んなと同じ事をするのが嫌いでな…

同じクラスだった剛士に『仲良し子よしをしろと言わないが協調性を持て!』と言われた。

初めは『放っとけ!』って無視していたが、生徒会長だった剛士に無理やり生徒会役員の仕事をさせられたりといつの間にかこいつと一緒に居るようになってクラスの皆んなとも何となく上手くやっていける様になった。

それから暫くして雅人が加わった。

彼奴は小さい頃、親に捨てられて母方のオカマの伯父さんに引き取られ育てて貰っていた。

まぁ環境が環境だけにグレていてな、俺達に突っかかって来たんだ。


それを要がボコボコにしたと剛士が言う。


それ以来彼奴は俺達と一緒に居るようになり、俺達は秀才トリオと呼ばれる様になった。

元々雅人も頭は良かったからな。

俺は高校を卒業するとアメリカへ渡ったが、剛士は国立大を出てうちの会社に就職した。

それを知ったのは2年前だ。

爺さんからは帰って来て後を継げと煩く言われていたが、俺はあっちでそれなりの仕事してたから帰ってくる気は無かったんだが、突然剛士から連絡があって帰って来た。

まさか剛士がお袋の秘書になってるとは思わなかったよ。

剛士から雅人は大学へは行かず伯父さんの店を引き継いでやってるって聞いて驚いて会いに行った。

それから何度かあの店に顔を出すようになったんだ。

雅人と温泉に行った事も二人っきりで風呂に入ったことは無い!

彼奴と行ったのは大衆浴場、いわゆるスーパー銭湯と言うやつだ。

一度、飲み過ぎて彼奴の部屋に泊まったが、その時は剛士も一緒だったし、なにより、彼奴は男だ!!

ニューハーフとか言って店のママなんぞやってるがれっきとした男で俺より女好きだ!

あんな、汚いニューハーフなんか居ないだろ!?






< 78 / 216 >

この作品をシェア

pagetop