専務に仕事をさせるには
専務がソファーに腰掛けると直ぐに鶴見室長は専務の隣に座り
「瀬戸さん、申し訳ないですけど、私の隣に座って下さい」
鶴見室長はミミさんが自分の隣に座らないように
牽制しているようだ。
「えーでも… 私ミミさんに嫌われちゃう?」
「瀬戸さん!!」
ウフフ ちょっとイジメ過ぎたかな?
私はペロっと舌を出して鶴見室長の隣に座る。
直ぐにミミさんは戻って来た。
「ママは今、要ちゃんの為にお化粧中でーす❣ あっ鈴々ちゃん! そこ私の席よ」
と、言って鶴見室長と私の間に大きなお尻を無理やりグイグイと入れて来る。
結局、鶴見室長はミミさんにがっしり腕にしがみつかれてしまった。
御愁傷様です。
それから間もなくして雅ママが姿を表した。
「あ〜ん❣ 要、いらっしゃーぃ、剛士も着てたんだ?って、なに?おスズも一緒?」
おスズって…私の事?
「ヤーね〜 何も作ってないじゃない? ミミ、何やってるの!? 水割り作りなさいよ!」
「水割りなんかいらん!! 雅人!お前あいつに何した!?」
「あいつっておスズの事? 何もしてないわよ? ねーおスズは酔っ払って寝ちゃっただけよねー」
あはは… 多分…
「お前何かしたんじゃ無いだろな!?」
「あら? ちょっと楽しんだだけよ! いいお胸でウエストのクビレも…」
雅ママが楽しそうに話しているといきなり専務の怒声が
「お前!!」
雅ママの胸元を掴み殴ろうとした時鶴見室長が専務の腕を掴んだ。
「要、辞めろ!! 雅人も誂わないでちゃんと話してやれ!」
「ミミ、今日は終わり! 看板消しておいで、それからあんたも上がっていいわよ!」
「えー私ツヨポンと…」
「良いからはやくおし!」
ミミさんは「はーい」と渋々お店の看板の電気を消しに行った。