専務に仕事をさせるには

「ちっ違います!! 私は前科持ちじゃないです! 警察に知り合いは居ますけど…」


「やっぱり、警察に厄介になった事が有るんだ? その探偵から得た情報で恐喝してたんだな? 顔良しスタイル良し! でも神様は二物を与えても三物までは与えなかったようだな」

雅ママは腕を組み変に納得してる。


それどういう意味!?


「いや、リンリンなら恐喝より暴行だろ?」と専務が


「前科が無いという事は取り敢えず、示談は成立してるんでしょ?」と鶴見室長が


なぜ? 私が加害者の前提で喋ってるの!?

なぜ? 誰ひとり私を被害者かもと思わないよ!?


「もぅ!? 私は恐喝も暴行もしてません!! そりゃー専務の事は殴りましたよ? 他にもちょっとばかり… でも警察にはご厄介はなってませんから!!」


私は頬を膨らませ抗議する。


すると皆んなが笑いを堪えて居たようで大きな声で笑い出した。


「プップップアハハハ ごめんごめん、冗談だから! リンリンがそんな事をするなんて誰も思っていないよ?」


「そうそう、そんなに怒らないでほら飲みな?」と雅ママは私に新しく水割りを作ってくれる。


「おい、雅人そんなに飲ませるな! リンリンももう辞めとけよ!? それより探偵に知り合いが居るのか?」


連日正体なくしてはいられない。

今日は、もう辞めとこ。


「はい、学生の頃からの知り合いで、探偵社で働いてるんですけど、そこの所長さんの友人でなんとかって有名な弁護士さんも紹介出来ると思いますよ?」


「じゃ、一度その友達に合わせてくれ? 出来るだけ早く」


「じゃ、今から呼びますよ! 今抱えてる仕事無いって昨日言ってましたから」





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