専務に仕事をさせるには

私は専務の隣に腰掛けると専務は額に手を当て少し考えている。


「リンリン? やっぱり止めよう? 余りにも危険が伴う」


「そんな… 私は覚悟は出来てます! 専務と一緒なら他所の危険は承知の上でこうしてお願いしてるんです! お願いします! 私に仕事をさせて下さい!」


専務は大きく溜息を付いた。


「君という人は… そこまで言うなら? でも、途中で止めるのは無しだぞ?」


「はい!」


専務はじゃ、と言って、私の手を取り隣接する専務のプライベートルームに入って行く。


え? そこ迄慎重を要するの?


初めて入るプライベートルームにはミニキッチンとミニバー、それからベットと一人用のリクライニングチアーが有る。

怪しい物など何も無い。


専務はドアを閉めると私を抱き寄せキスをしようとする。


私は専務の胸を押さえ阻止し抗議する。


「ちょっと何するんですか!?」


「まだ、昼休憩中だけど、君が仕事をくれと言うから?」


「そうです!仕事を下さい!」


「だから、仕事をさせてやるよ?」


言っている意味がわからない!

この男は何を考えているのだ!?


「専務、私は真面目に言ってるんですけど?」


「俺も真面目だよ?」


この何処が真面目だと?


「君は社長から命を受けたろ? その為に君は俺のセフレになる覚悟を決めた? まぁ俺はセフレとは思ってないけどな! でも、俺の仕事のエネルギー源にはなってる事は確かだ。 君はもっと仕事が欲しいと言ったろ? だったらこういう事だろ?」


「でっでも!」


「途中で止めるのは無しだと言ったが?」


クッソーヤラれた…





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