残念な姉
「おはよう」

ビクッ!

「じ、純一郎…」


純一郎は苦笑いしながら『ごめん』と呟いた

「純一郎…えらい早い登校やな」

私は日番だから早く登校しなければならないけど…

「あぁ…雨がきつくなる前に登校しようと思ってん」

一瞬顔がこわばったように見えたのは気のせいだろうか

「そうな…」
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