白球に想いを
テロンっ♪
またも早い返信。
《いえいえ〜》
返しようのないものがきた。
既読無視なんて、ハードルの高いそんなことはできそうもないので、相手が既読無視しそうなスタンプを送っておいた。
スタンプを選ぶのにもかなりの時間を費やしてしまった。
かれこれ、私の返信が遅かったために、かなり時間がたっていた。
空になった食器を水に浸す。
母さんは、部活の事は自分で決めなさいとかいいそうだし、良いんだけど、これから家事ができないのは、少しだけ兄さんに悪いような気がしなくもない。
だけど、どこか妬ましい気持ちが疼いていて、【ざまぁみろ】と思っている自分がいる。
仕方ないんだ。
たった三年違いで生まれた私達兄妹は、あまりにも性格が正反対過ぎたのだ。
だから、だから愛されなくても仕方ない。
兄さんの方が好かれていたって、愛されていたって、長男だから。はじめの子供だから仕方ない。
< 18 / 65 >

この作品をシェア

pagetop