白球に想いを
「じゃあ一緒に行こうよ!!」
効果音をつけるなら、ぱぁっという感じだろうか。周りがお花畑になるような感じがする。
私なんかが……とか思うけれど、私は知っているのだ。その自虐的なのはウザがられるのだ。
丁重にお断りするか、一緒に行かせてもらうか……。
結衣ちゃんとは、中学校の部活動でもお世話になった。結衣ちゃんは木管楽器のクラリネットで、私は金管楽器のユーホ二ウムだったためか、さほどそんなに一緒にやる機会はなかった。それどころか、木管リーダーと金管リーダーの仲があまり宜しくないこともあり、木管と金管は最後まで一緒になれなかった。
とはいえ、私は別に結衣ちゃんが嫌いな訳では無い。むしろ、こんな私にこうやって話しかけてきてくれて、とても優しい人だなと思っている。
なら、断る理由なんてないな。
「うん!行こう」
笑えてるかなんて、もう分からないけれど、今の私は最高に嬉しい気持ちだ。
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