白球に想いを
「こ、これ?」
中は、部員が使うであろう筋トレ器具に、強化食……?とか書いてあるダンボール。バランスボールや小さい棚。その端っこに、控えめに置いてある二つのバック。
「まぁ、ちょっと汚いんだけどね」
ちょっとというか、泥だらけ……。
「2人の近くでいいのかな?」
「いいよ〜」
まぁ、運動部なんてそんなもんだろうし、気にせず行こう。(かなり気にしてはいるが仕方ない)
あまり気は進まないが、仕方が無いので2人のバックの横に、自分のバックを置いた。
「よし!おっけーだね〜?」
坪田さんが、また私の肩を強く叩いた。
正直めちゃくちゃ痛い。
「う、うん。つ、坪田さんっちょっちょっと優しく叩いて〜」
「叩かれること自体はいいの!?」
髙島さんが、かなり驚いたような声を出してツッコミを入れる。
「花奈、それがマゾっていうんだよ」
「なんで坪田さんが引いてるの!?」
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