からっぽ。
《歩実》



日曜日の午前中。


朝方、部屋に帰って来たばかりで、まだ寝ぼけていた私の携帯に、坂下からの電話がなる。

もちろん、坂下は私より遅く帰ったハズ。



「……もしも…し…」

「ごめん、起こしちゃって……、今から、部屋に行っても良いかなぁ?」

「……良いケド……、散らかってるョ…?」

寝ぼけていたのに、最近は掃除がマメに出来ない事が気になった。


「渡したい物があるんだ」




何を言ってるのか、良く分からなかったケド、

「分かったョ」

と、言った。



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